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文献詳細

雑誌文献

生体の科学35巻6号

1984年12月発行

文献概要

特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識 神経系に作用するもの シナプス後膜作用薬

ヒストリオニコトキシン(カエル皮膚毒)

著者: 久場健司1

所属機関: 1佐賀医科大学生理学教室

ページ範囲:P.477 - P.479

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 ■特性
 ヒストリオニコトキシンは,コロンビア産のカエル(Dedrobatidae科の数種,主にDendrobates histrionicus)の皮膚から抽出したアルカロイドで,原住民の矢毒として使われる。ニコチン様アセチルコリン受容体—イオンチャネル複合体(ACh受容体チャネル)を非競合的に阻害(ブロック)する作用が主で,他に神経や筋細胞膜の遅延整流性Kチャネルのブロックを起こす。多くの誘導体があり,広義にはこれらを含めてヒストリオニコトキシンと呼ぶ。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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