icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学35巻6号

1984年12月発行

文献概要

特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識 膜一般に作用するもの

アトラクチロシド

著者: 曾根旉史1

所属機関: 1自治医科大学第1生化学教室

ページ範囲:P.487 - P.488

文献購入ページに移動
 ■特性と構造
 アトラクチル酸〔atractylic acid〕C29H40O16S2のNaまたはK塩。図1のような化学構造を持つ硫酸化された配糖体である。水に可溶,アルコール,エーテル,クロロフォルムには溶けない。地中海産アザミAtractylis gummiferaの根から得られ,ミトコンドリア内膜に存在するADP-ATP交換輸送体の特異的阻害剤1)として知られている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?