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文献詳細

雑誌文献

生体の科学35巻6号

1984年12月発行

文献概要

特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識 膜一般に作用するもの

パリトキシン

著者: 伊藤勝昭1

所属機関: 1宮崎大学農学部家畜薬理学教室

ページ範囲:P.513 - P.515

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 海洋腔腸動物には強心作用を有する毒を産生するものが多く,それらのほとんどはポリペプチドであるが,同じ腔腸動物で亜熱帯サンゴ礁に棲息するイワスナギンチャクPalythoaが産生する毒パリトキシンは強心活性を有するものの,ペプチドではなく薬理学的性質もそれらとかけはなれている。パリトキシンは①分子構造,②毒性,③生理活性,④作用点の4点で他に類例をみない特異な毒である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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