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文献詳細

雑誌文献

生体の科学35巻6号

1984年12月発行

文献概要

特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識 細胞骨格に作用するもの

ファロイジン

著者: 福井義夫1

所属機関: 1大阪大学理学部生物学教室

ページ範囲:P.534 - P.536

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 ■特性
 タマゴテングタケ(Amanita phalloides)に含まれるファロトキシンのひとつ。分子量789で針状結晶。毒性強く,ヒトをしてチアノーゼ,筋れん縮の末,数時間で死に至らしめる18)。欧米ではこの茸を"緑色の死の帽子"と呼ぶ地方もあるが,米国産には白色の変種もある。米国産の茸はファロイジンの類似体であるファラシジン(分子量847)を含む。0℃の水に0.5%可溶。アルコールやDMSOには良く溶け,pH3〜9の範囲で安定8)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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