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文献詳細

雑誌文献

生体の科学35巻6号

1984年12月発行

特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識

転写・蛋白合成に作用するもの 転写阻害剤

α-アマニチン

著者: 中村清二1

所属機関: 1東京大学医学部第1薬理学教室

ページ範囲:P.550 - P.552

文献概要

 α-アマニチンはAmantia phalloides(タマゴテングダケ)が生成する2群の有毒環状ペプチド,amanitine群(amatoxin)とphallotoxin群(phalloidine,phalloineなど)のうちの前者に属する代表的な毒物である。α-アマニチンのchemistryやtoxicologyに関しての研究は比較的長い歴史を持つものであり,その成果は例えば1959年のPharmacological ReviewにT. WielandとO. Wielandにより総説としてまとめられているが1),作用機構の分子レベルでの解明が進んだのは,比較的最近になってからである2〜4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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