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文献詳細

雑誌文献

生体の科学35巻6号

1984年12月発行

文献概要

特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識 転写・蛋白合成に作用するもの 翻訳阻害剤

ジフテリア毒素

著者: 内田驍1

所属機関: 1大阪大学細胞工学センター細胞工学技術開発部門

ページ範囲:P.561 - P.563

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 ■特性
 ジフテリア毒素はジフテリア菌から菌体外へ分泌される酸性の単純蛋白質であり,この蛋白の物理化学的性状は表1に示してある。
 感受性動物(ヒト,サル,モルモット,ウサギ,ハムスターなど)に強い毒性を示し,約250gのモルモットの最小致死量(MLD;筋注して2〜3日後に死ぬ)は約0.02μgである。標準抗毒素血清1国際単位で中和される毒素量を1Lfという。1Lfは約2μg毒素蛋白に相当する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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