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特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識 転写・蛋白合成に作用するもの 翻訳阻害剤
サイクロヘキシミド
著者: 田中信男1
所属機関: 1東京大学応用微生物研究所生物活性部門
ページ範囲:P.567 - P.569
文献購入ページに移動 ■特性
サイクロヘキシミド(cycloheximide)=アクチジオン(actidione)=ナラマイシンA(naramycin A)。C15H23NO4,分子量281.34。ストレプトマイシンを生産するStreptomyces griseus,S. Noursei,S. naraensisなどの放線菌の培養によって得られるグルタリミド(glutarimide)系抗生物質。無色針状結晶。微酸性,比較的安定な物質で,UV:末端吸収およびλMeOHmax 287nm(ε=36.7)。水溶性は2.1g/100ml(2℃)。抗真菌作用,抗原虫作用および制癌作用を示すが,毒性が強く臨床的には使用されていない。
サイクロヘキシミド(cycloheximide)=アクチジオン(actidione)=ナラマイシンA(naramycin A)。C15H23NO4,分子量281.34。ストレプトマイシンを生産するStreptomyces griseus,S. Noursei,S. naraensisなどの放線菌の培養によって得られるグルタリミド(glutarimide)系抗生物質。無色針状結晶。微酸性,比較的安定な物質で,UV:末端吸収およびλMeOHmax 287nm(ε=36.7)。水溶性は2.1g/100ml(2℃)。抗真菌作用,抗原虫作用および制癌作用を示すが,毒性が強く臨床的には使用されていない。
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