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特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識 代謝系に作用するもの
トリフロペラジン
著者: 佐々木泰治1 日高弘義1
所属機関: 1三重大学医学部薬理学教室
ページ範囲:P.617 - P.618
文献購入ページに移動一方,1975年LevinとWeissらによって,トリフロペラジンがカルモジュリン(CaM)依存性phosphodiesterase(PDE)活性を阻害するということが報告された3)。その後種々の研究室から,CaM依存性酵素の活性がトリフロペラジンを含む"CaM antagonist"によって阻害されるという報告が相ついだ。そしてCaMantagonistsがCaM研究の有力なtoolとして登場した。本稿では,CaM antagonistとしてのトリフロペラジンの性質,有用性について述べる。
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