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実験講座
埋め込みワイヤ電極
著者: 小野武年1 佐々木和男1 村本健一郎1
所属機関: 1富山医科薬科大学医学部生理学教室
ページ範囲:P.59 - P.64
文献購入ページに移動単一ニューロン活動の安定な長時間記録には,長時間使用可能で,しかもアーチファクトを発生しない電極および記録法を用いる必要がある。そのために,これまでにもフレキシブルな絶縁マイクロワイヤを慢性的に埋め込む方法が用いられていた1-6)。しかし,動物の大きくて激しい動きや硬い餌(ペレット)の咀嚼など機械的な衝撃によるアーチファクトや筋電図などの単一ニューロン活動記録への混入が非常に大きな問題であった。したがって多くの研究者たちはこれらのアーチファクトを確実に除去する方法の開発を切望していた。
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