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特集 肝細胞と胆汁酸分泌
胆汁酸と系統発生
著者: 穂下剛彦1
所属機関: 1広島大学医学部総合薬学科
ページ範囲:P.97 - P.103
文献購入ページに移動 胆汁中胆汁塩の化学構造および組成が動物の種属によって異なるということは,すでに19世紀中頃には知られていたが,各種動物の胆汁塩を比較生化学的立場から詳細に研究したのは清水多栄が最初である。1920年代後半に始まるこの研究は,1950年代以降,数野太郎とG.A.D.Haslewoodが,そしてさらに著者が引きついで今日に至っている。本稿では,まず各種動物の胆汁塩の化学構造と分布について略述し,ついでそれらの生合成を系統発生との関わりにおいて述べる。
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