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文献詳細

雑誌文献

生体の科学36巻2号

1985年04月発行

文献概要

特集 肝細胞と胆汁酸分泌

胆汁酸と系統発生

著者: 穂下剛彦1

所属機関: 1広島大学医学部総合薬学科

ページ範囲:P.97 - P.103

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 胆汁中胆汁塩の化学構造および組成が動物の種属によって異なるということは,すでに19世紀中頃には知られていたが,各種動物の胆汁塩を比較生化学的立場から詳細に研究したのは清水多栄が最初である。1920年代後半に始まるこの研究は,1950年代以降,数野太郎とG.A.D.Haslewoodが,そしてさらに著者が引きついで今日に至っている。本稿では,まず各種動物の胆汁塩の化学構造と分布について略述し,ついでそれらの生合成を系統発生との関わりにおいて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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