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特集 神経科学実験マニュアル 実験動物取り扱い法
甲殻類
著者: 川合述史1
所属機関: 1東京都神経科学総合研究所病態神経生理学研究室
ページ範囲:P.254 - P.256
文献購入ページに移動 ■ 特徴と実験例
甲殻類は無脊椎動物神経系の実験材料として広く用いられているが,その理由として,1)種類や数が豊富で入手や飼育が比較的容易である。2)神経や筋細胞に大型のものが多く,電極刺入などに有利である。3)結合組織が少なく,目的とする器官の遊離が容易である。4)特別な実験を除き,標本を室温下で,酸素供給なしに長時問維持できることなどが挙げられよう。
図1にザリガニやイセエビを用いた実験標本の部位を示した。代表的な研究例を以下に記す。
甲殻類は無脊椎動物神経系の実験材料として広く用いられているが,その理由として,1)種類や数が豊富で入手や飼育が比較的容易である。2)神経や筋細胞に大型のものが多く,電極刺入などに有利である。3)結合組織が少なく,目的とする器官の遊離が容易である。4)特別な実験を除き,標本を室温下で,酸素供給なしに長時問維持できることなどが挙げられよう。
図1にザリガニやイセエビを用いた実験標本の部位を示した。代表的な研究例を以下に記す。
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