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文献詳細

雑誌文献

生体の科学36巻4号

1985年08月発行

特集 神経科学実験マニュアル

実験動物取り扱い法

甲殻類

著者: 川合述史1

所属機関: 1東京都神経科学総合研究所病態神経生理学研究室

ページ範囲:P.254 - P.256

文献概要

 ■ 特徴と実験例
 甲殻類は無脊椎動物神経系の実験材料として広く用いられているが,その理由として,1)種類や数が豊富で入手や飼育が比較的容易である。2)神経や筋細胞に大型のものが多く,電極刺入などに有利である。3)結合組織が少なく,目的とする器官の遊離が容易である。4)特別な実験を除き,標本を室温下で,酸素供給なしに長時問維持できることなどが挙げられよう。
 図1にザリガニやイセエビを用いた実験標本の部位を示した。代表的な研究例を以下に記す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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