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特集 神経科学実験マニュアル 実験動物取り扱い法
家兎
著者: 前川杏二1
所属機関: 1自治医科大学第一生理学教室
ページ範囲:P.276 - P.279
文献購入ページに移動家兎は入手,飼育が容易でおとなしく,大きさも手頃であつかいやすいので,生理学,解剖学,薬理学,免疫学などの研究に,哺乳類の代表的実験動物として古くから用いられてきた。神経科学の研究のためには,サルやネコにくらべて大脳皮質の発達がわるいので,脳の高次機能の研究には不適であるが,眼球運動,自律系反射機能の研究や神経回路網の生理—形態学的研究には現在もさかんに用いられている。
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