文献詳細
特集 神経科学実験マニュアル
脳組織の実験材料
文献概要
神経組織内に含まれるチュブリンは総蛋白質の1/20量,可溶性蛋白質の1/10量以上で,神経組織にもっとも多量に存在する蛋白である。その多くは微小管として,神経細胞体,樹状突起に多く,また,ニューロフィラメントとともに軸索の長軸に並行して配向する細胞骨格線維系を形作っている。
ニューロンにおけるチュブリンの生物機能は軸索輸送と神経興奮への関与が示唆されているが,その存在量を考慮すれば,他にもいくつかの未知の機能があるに違いない。
ニューロンにおけるチュブリンの生物機能は軸索輸送と神経興奮への関与が示唆されているが,その存在量を考慮すれば,他にもいくつかの未知の機能があるに違いない。
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