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特集 神経科学実験マニュアル ニューロンの染色・標識法
膜電位感受性色素
著者: 神野耕太郎1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第二生理学教室
ページ範囲:P.376 - P.379
文献購入ページに移動 ■ 概要
膜電位依存性の光学的変化は,膜自体の光学的特性の変化に直接関係した光散乱,複屈折性など内因性(intrinsic)の変化と,外部から特定の色素を結合させたとき観測される吸光度,螢光,複屈折性などの外来性(extrinsic)の変化に分類される。
膜電位の光学的測定は,このような膜電位の変化に伴う光学的変化の特性を利用して,光学的変化から逆に膜電位変化をモニターしようとするものである1,2)。一般に内因性の光学的変化は小さいので,特殊な測定をしない限り,膜電位の光学的測定には,indicatorとしての膜電位感受性色素(voltage-sensitive dyes)による外来性の吸光あるいは螢光の変化が用いられる。
膜電位依存性の光学的変化は,膜自体の光学的特性の変化に直接関係した光散乱,複屈折性など内因性(intrinsic)の変化と,外部から特定の色素を結合させたとき観測される吸光度,螢光,複屈折性などの外来性(extrinsic)の変化に分類される。
膜電位の光学的測定は,このような膜電位の変化に伴う光学的変化の特性を利用して,光学的変化から逆に膜電位変化をモニターしようとするものである1,2)。一般に内因性の光学的変化は小さいので,特殊な測定をしない限り,膜電位の光学的測定には,indicatorとしての膜電位感受性色素(voltage-sensitive dyes)による外来性の吸光あるいは螢光の変化が用いられる。
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