icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学36巻4号

1985年08月発行

文献概要

特集 神経科学実験マニュアル ニューロンの染色・標識法

免疫組織化学的標識

著者: 井端泰彦1

所属機関: 1京都府立医科大学第二解剖学教室

ページ範囲:P.386 - P.388

文献購入ページに移動
 免疫組織細胞化学Immunohistocytochemistryは免疫反応を組織切片に応用し,組織細胞中に含まれている物質を抗原とし,それに対する特異抗体を用いてその抗原物質の存在部位を検索するものである。その方法には免疫反応物質(領域)を可視的に光学顕微鏡,電子顕微鏡的に観察するために標識物質を何にするかにより幾つかのものがある。それぞれに利点,欠点があるわけであるが,光学顕微鏡的にも電子顕微鏡的にも簡単に,またコンスタントな結果が得られ,検索する物質もペプチド,酵素,その他多くのものに利用できる方法として,酵素抗体法の一つであるperoxidase-anti-peroxidase(PAP)法について光学顕微鏡および電子顕微鏡的標識法について以下に実際の方法および注意点について述べる1)。その方法の原理は図1に示す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら