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文献詳細

雑誌文献

生体の科学36巻5号

1985年10月発行

連載講座 形態形成の分子生物学

ヒドラを中心とする生体の形態形成理論の展開

著者: 清水裕1 沢田康次2

所属機関: 1国立遺伝学研究所発生遺伝部門 2東北大学電気通信研究所

ページ範囲:P.510 - P.517

文献概要

 生物の形づくりの本質は,一様均一な細胞が異なる形態や機能を有する細胞へと分化することであるといえよう。では,一つ一つの一様な細胞に異なる状態をもたらし,異なる分化経路へ導く要因は何か。現在までのところ,この問題に対する解答はまったく得られていないと言ってよい。
 この小文では,従来行われた形態形成研究の中で上記の問題に理論的立場で挑んだ人々の研究の足跡をたどりたいと思う。ただし,それらの多くは,自ら行った実験結果にみられた規則性を説明するため提案したものであり,純粋な理論は稀である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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