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文献詳細

雑誌文献

生体の科学37巻2号

1986年04月発行

特集 血小板凝集

血小板収縮蛋白

著者: 巽典之1 橋本幸藏1 任太性1 橋本孝二1 瓦林佳子1

所属機関: 1大阪市立大学中央臨床検査部

ページ範囲:P.101 - P.109

文献概要

 ヒト血小板をトロンビンなどで刺激すると形態変化(shape change)—粘着・凝集—放出の一連の反応がみられる。これらの反応はATPやCa2+を除くことにより抑制をうけることから1),血小板内には細胞運動の基本となる各種の収縮関連蛋白,すなわちアクチンやミオシンの存在が想定され証明されており2),現在の研究の焦点はこれら諸蛋白間の相互反応機構に向けられている。本稿においては血小板収縮蛋白の概念と,これら蛋白質の血小板凝集への関与について述べることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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