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文献詳細

雑誌文献

生体の科学37巻2号

1986年04月発行

解説

蛋白質分子の重合の理論—Ⅰ.平衡論

著者: 大沢文夫1

所属機関: 1大阪大学基礎工学部生物工学科

ページ範囲:P.147 - P.152

文献概要

 Fアクチン(F-actin),マイクロチューブル(microtubule),バクテリア鞭毛(Bacterial flagellum),種々の中間径線維(Intermediate flaments)などの蛋白質分子重合体が蛋白質分子から形成される現象は,自己集合(SelfAssembly),動的平衡(Dynamic Equilibrium)の概念を基礎に理解される。現在,研究は重合体形成における蛋白質分子間相互作用,重合体形成の制御機構のより定量的な解析の方向へ進んでいる。そこで,蛋白質分子の重合に関する理論を概説し,どのような実験からどのような知識がえられるかを説明する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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