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文献詳細

雑誌文献

生体の科学37巻3号

1986年06月発行

文献概要

特集 脳の化学的トポグラフィー

ヒスタミン

著者: 和田博1 渡邊建彦2

所属機関: 1大阪大学医学部第2薬理学教室 2東北大学医学部第1薬理学教室

ページ範囲:P.168 - P.171

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 生体にある芳香族アミンのうちカテコラミンとセロトニンは,脳の神経伝達物質ないしは修飾物質として認められてきたが,ヒスタミンは示唆されてはいたものの確証がなかった。われわれはヒスタミン産生酵素であるヒスチジン脱炭酸酵素(HDC)をマーカーとした組織螢光抗体法により,ラット脳におけるヒスタミン・ニューロン系の大要を初めて明らかにした1)。この小文ではラット脳におけるヒスタミン・ニューロン系の局在と,それから示唆される意義について簡単に述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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