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文献詳細

雑誌文献

生体の科学37巻4号

1986年08月発行

文献概要

特集 細胞生物学実験マニュアル 細胞培養

細胞継代培養法

著者: 沖垣達1

所属機関: 1重井医学研究所

ページ範囲:P.271 - P.272

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 ■ 概要
 細胞培養(組織培養)の基本技法は大別して,生体から新鮮組織を摘出し体外培養条件に適応させることを目的とした初代培養(primary culture)と,培養条件下で成長,増殖する細胞群を引き続き成育させる目的で新らしい容器に分注する長期継代培養(subculture)から成り立っている。継代培養法によって長期間の培養にたえる細胞は,一般には細胞株または株細胞(cell line)と呼ばれている。
 本章ではもっとも広く利用されている単層培養法による哺乳動物由来株細胞の継代技法について述べる。したがって,浮遊培養,回転培養,旋回培養,マイクロキャリヤー培養などについてはふれない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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