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特集 細胞生物学実験マニュアル 細胞運動・細胞骨格分析
アクチン同定法
著者: 石川春律1
所属機関: 1群馬大学医学部解剖学教室
ページ範囲:P.354 - P.356
文献購入ページに移動アクチンは分子量約42,000,直径約4nmのほぼ球状の分子である。この分子(G-アクチン)は重合して,直径約6nmの線維状(F-アクチン)をなす。細胞内で,アクチンはすべてが重合形のアクチンフィラメントとして存在するわけではなく,非重合形が共存しうるので,単にアクチンという場合はこの両者が含まれる。非重合形のアクチンは形態学的に同定することはできないので,アクチンフィラメントのみが形態学的同定の対象となる。
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