icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学37巻4号

1986年08月発行

文献概要

特集 細胞生物学実験マニュアル 細胞膜・小器官分析

細胞接着能分析法

著者: 野村一也1

所属機関: 1九州大学理学部生物学科

ページ範囲:P.375 - P.377

文献購入ページに移動
 哺乳類・鳥類・両生類などにおいては,細胞と細胞を相互に接着させる機構として①Ca2+の存在に依存して機能する機構(Ca2+dependent cell-cell adhesionsystem:CDSと略称),②Ca2+に依存しない機構(Ca2+ independent cell-cell adhesion system:CIDSと略称)の少なくとも二種が存在していることが知られている1,2)。ここではこれらの細胞接着の研究に用いられる基本的手法として,細胞解離法,細胞接着能分析法について詳述し,あわせて細胞接着因子に対するモノクローナル抗体の作製についても簡潔に記すことにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?