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特集 細胞生物学実験マニュアル 基本技術
細胞膜穿孔法
著者: 吉岡亨1 葛西道生2
所属機関: 1横浜市立大学医学部生理学教室 2大阪大学基礎工学部生物工学教室
ページ範囲:P.401 - P.403
文献購入ページに移動1970年代では主として化学的に膜を部分的に溶解する方法が採られていたが,1980年代に入ると物理的な方法が導入されはじめた。化学的な方法では,大量の細胞を一度に処理することが可能であるが,孔の大きさの制御がかなり困難であるし,処理後の生存確率も高くはない。これに対して物理的な方法では,一般には装置を揃えなければならないが,薬剤を使用しなくてもよいので利点も多い。それぞれの必要と状況に応じて選ぶ必要がある。
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