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文献詳細

雑誌文献

生体の科学37巻4号

1986年08月発行

特集 細胞生物学実験マニュアル

基本技術

カルシウム結合蛋白質同定法—SDS電気泳動上で

著者: 野々村禎昭1

所属機関: 1東京大学医学部第一薬理学教室

ページ範囲:P.421 - P.423

文献概要

 ■ 概要
 トロポニンCをはじめとしてカルモジュリン,パルバルブミンなどのカルシウム結合蛋白質(Calcium bindingprotein,以下CBPと略す)はほとんどの細胞に存在し重要な役割を果していると考えられる。このCBPを45Caを用いて簡単にSDSゲル電気泳動上で同定する方法がわれわれの研究室で丸山によって開発され1),この方法を用いてホタテ貝貝柱筋から新しいCBPが発見され精製できた2)。また従来その精製が困難と思われていた哺乳類小脳のCBPがこの方法でその存在を絶えずチェックしながら精製できた3)。ここではわれわれの方法を主として述べ,最後に他の方法についても簡潔にふれることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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