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特集 中間径フィラメント
中間径フィラメントの遺伝子制禦と神経発生
著者: 藤田晢也1 北村忠久1 福山隆一1 苗村健治1 渡辺幸彦2 中西和夫1
所属機関: 1京都府立医科大学病理学教室 2塩野義製薬研究所
ページ範囲:P.505 - P.517
文献購入ページに移動最近では,これら中間径フィラメントの構成蛋白を同定し,その細胞内分布を可視化するのにそれぞれの線維の構成蛋白に対する特異抗体を利用するのが一般的になってきた。1970年台の免疫組織化学の進歩によって,中間径フィラメントには,その蛋白構成からいって,少なくとも5種類あることが確立し,それぞれが特定の細胞種に,かなり特異的に分布するものであることも明らかにされた。1986年になって,さらに興味のある新しい蛋白質が第6番目の中間径フィラメント蛋白として追加された3)。核膜の主要構成成分として知られていたlaminAとlaminCである。
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