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文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻1号

1987年02月発行

特集 医学におけるブレイクスルー/基礎研究からの挑戦

感染:B型肝炎の予防対策

著者: 吉澤浩司1

所属機関: 1浜松医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.64 - P.69

文献概要

 昭和61年1月より,次世代からのB型肝炎ウイルス持続感染者(HBVキャリア)撲滅を目ざしたHBV母子間垂直感染予防が全国規模で実施に移されてからちょうど1年が経過した。
 1965年Blumbergらのオーストラリア抗原の発見1),1970年DaneらによるHBV粒子の発見2)より20年足らずの短い期間に,地域社会全体からの撲滅を目ざした感染予防が制度として実施段階にまで到達したことは異例な早さであると言える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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