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文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻1号

1987年02月発行

文献概要

連載講座 哺乳類の初期発生

胚操作—畜産技術への応用

著者: 角田幸生1

所属機関: 1農林水産省畜産試験場繁殖部

ページ範囲:P.75 - P.78

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 哺乳動物の初期胚に種々の操作を加えて発生を人為的に制御しようとする試みは,単に基礎生物学的分野のみならず実験動物学や畜産分野で古くから実施されてきている。畜産分野では家畜の改良ならびに増産を目的とした胚移植技術が開発・確立されており,低温・凍結保存,分離・切断,性判別あるいは体外での受精などの操作を加えた胚が最近用いられるようになり,これらの技術は先進的なバイオテクノロジーの一つとして定着し始めている。本稿では多くの胚操作技術のなかで畜産への応用という観点から,最近注目を集めている胚の顕微操作,とくに胚の分離・集合ならびに核移植による一卵性多胎子の作出をとりあげその現状について紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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