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伝達物質によるイオン能動輸送の制御作用—カテコールアミンとNa+−K+ポンプ
著者: 甲斐原梢1 纐纈教三2
所属機関: 1九州大学理学部化学教室 2久留米大学医学部生理学教室
ページ範囲:P.84 - P.88
文献購入ページに移動Na+−K+ポンプの変化は細胞内のNa+とK+の濃度変化を生ぜしめ,その結果として膜電位を変化せしめるであろう。さらに,Na+−K+ポンプの変化が膜電位を変化せしめる機序として,もう一つ重要な可能性が考えられる。すなわち,もしNa+−K+ポンプそのものがelectrogenicであれば,Na+−K+ポンプの変化は直接に膜電位を変化せしめるであろう。
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