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文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻4号

1987年08月発行

特集 視覚初期過程の分子機構

視細胞内の情報伝播—トランスデューシンからcGMPまで

著者: 河村悟1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.269 - P.275

文献概要

 視物質が光を吸収した結果,脊椎動物の視細胞には過分極性の電位が発生する1)。この光信号の電気的信号への変換機構の研究が開始されたのは約15年前であったが2,3),紆余曲折を経て最近,分子レベルでその枠組が明らかになってきた。これらの研究を通じて,視細胞における信号受容機構は単に視覚のみにとどまらず,他の感覚器における刺激受容の機構およびホルモン受容の機構とも類似していることも明らかになってきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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