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松果体の光受容機構
著者: 森田之大1 内田勝久1
所属機関: 1浜松医科大学第一生理学教室
ページ範囲:P.316 - P.321
文献購入ページに移動 I.眼と松果体
環境の明暗や形態などを詳しく観察し,判断・思考の重要なデータとするわれわれの眼と,脳の奥深く第3脳室の後上方にあり,脳脊髄液に洗われている松果体がなんらかの関係にあると想像することは,一見,常識的ではないかも知れない。しかし,発生学の教える所によれば眼球も松果体もともに前脳に由来しており,共通点があっても不思議ではない。
最近,両者の間に共通の生理機能,生化学的反応過程,免疫組織化学的知見が次々と見出され,やはりという感を深めると同時に,まだ何か重要な事実がかくされているのではないかという期待を持たされる。
環境の明暗や形態などを詳しく観察し,判断・思考の重要なデータとするわれわれの眼と,脳の奥深く第3脳室の後上方にあり,脳脊髄液に洗われている松果体がなんらかの関係にあると想像することは,一見,常識的ではないかも知れない。しかし,発生学の教える所によれば眼球も松果体もともに前脳に由来しており,共通点があっても不思議ではない。
最近,両者の間に共通の生理機能,生化学的反応過程,免疫組織化学的知見が次々と見出され,やはりという感を深めると同時に,まだ何か重要な事実がかくされているのではないかという期待を持たされる。
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