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文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻5号

1987年10月発行

特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル

抗体の作製と吟味

免疫アジュバント

著者: 東市郎1

所属機関: 1北海道大学免疫科学研究所化学部門

ページ範囲:P.356 - P.358

文献概要

 一般に血中抗体産生および細胞性免疫を中心とする免疫応答を強化する物質を免疫アジュバント(免疫強化剤,免疫賦活剤ともいう)と総称する。実験的に従来よりFreundによって創製されたフロイントアジュバント,グラム陰性菌より抽出されたリポ多糖体(LPS),またLPSのアジュバント活性,毒性を示す活性画分であるLipid Aが広く用いられてきたが,近年に至り種々の合成化合物が免疫アジュバントとして用いられるようになった(表1)。
 本章では,一般に入手可能で本書の読者が実験的に用いうる免疫アジュバントを中心に,その特色を述べるとともに免疫アジュバント研究の現況についてもふれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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