icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻5号

1987年10月発行

文献概要

特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル 抗体の作製と吟味

特定生体物質に対する抗体作製・使用法—Gap junction蛋白質

著者: 太田英彦1

所属機関: 1浜松医科大学生化学教室

ページ範囲:P.369 - P.370

文献購入ページに移動
 肝臓のギャップジャンクシヨン(以下Gap J)蛋白質はHertzbergのアルカリ処理を用いた方法1)により収量のよい精製が可能になり,抗体を作ることも容易になった。ここではラットの肝臓からGap J膜を単離してこれに対する抗体を作成し,抗体をアフィニティ精製する方法を記す。Hertzbergはゾーナルローターを用いた大量精製を行っているが,筆者は少量精製の経験しかないのでそれを紹介したい。子宮からのGap Jの精製もこれと似た方法で行われている2)が,その他の臓器に使う場合,たとえば心臓では単離操作中,蛋白質分解酵素の作用をおさえることが大切と考えられる3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら