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文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻5号

1987年10月発行

文献概要

特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル 抗体の作製と吟味

特定生体物質に対する抗体作製・使用法—(Na+,K+)ATPase

著者: 大森浩一郎1 田代裕1

所属機関: 1関西医科大学第1生理学教室

ページ範囲:P.371 - P.372

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(Na+,K+)ATPaseはcatalytic subunitであるαsubunit(分子量〜10万)と糖蛋白質であるβ subunit(分子量〜5万)より構成されている。この酵素は細胞が生存していく上に必要不可欠であり,動物間の類似性も非常に高いため,抗体の作成が困難な蛋白質の一つである。
 われわれはイヌ腎由来の(Na+,K+)ATPaseのα,βsubunit1),およびホロ(Na+,K+)ATPaseに対する抗体2),またラット腎のホロ(Na+,K+)ATPaseに対する抗体3)を作製した。以下その方法を簡単に解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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