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特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル 抗体の免疫化学的応用
マイクロタイタープレートの使用法と測定法
著者: 保田立二1
所属機関: 1東京大学医科学研究所生物製剤試験製造施設
ページ範囲:P.435 - P.436
文献購入ページに移動 マイクロタイタープレートは1954年にTakatsyが考案しSeverが改良して,血清学的な測定法に急速に普及した方法である。それまでに行われていた試験管を使う方法に比べて微量な試料で,簡便に,しかも多数の試料を同時に扱えるようになり,また血球凝集のような反応では判定も容易となった。現在では血清学的な方法のみならず,酵素免疫測定法(EIA),ラジオイムノアッセイ(RIA),細胞培養などを含めた広い範囲で使われるようになっている。それに伴いいろいろな便利な器具が登場している。それらをうまく利用することにより実験の能率を著しく高めることが可能である。ここではマイクロタイタープレートを使ううえでの基礎知識と測定法について述べる。
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