icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻5号

1987年10月発行

文献概要

特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル 抗体の免疫化学的応用

マイクロタイタープレートの使用法と測定法

著者: 保田立二1

所属機関: 1東京大学医科学研究所生物製剤試験製造施設

ページ範囲:P.435 - P.436

文献購入ページに移動
 マイクロタイタープレートは1954年にTakatsyが考案しSeverが改良して,血清学的な測定法に急速に普及した方法である。それまでに行われていた試験管を使う方法に比べて微量な試料で,簡便に,しかも多数の試料を同時に扱えるようになり,また血球凝集のような反応では判定も容易となった。現在では血清学的な方法のみならず,酵素免疫測定法(EIA),ラジオイムノアッセイ(RIA),細胞培養などを含めた広い範囲で使われるようになっている。それに伴いいろいろな便利な器具が登場している。それらをうまく利用することにより実験の能率を著しく高めることが可能である。ここではマイクロタイタープレートを使ううえでの基礎知識と測定法について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?