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文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻5号

1987年10月発行

文献概要

特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル 抗体の免疫化学的応用

ゼラチン粒子凝集法

著者: 吉田勉1 山本直樹1

所属機関: 1山口大学医学部寄生体学教室

ページ範囲:P.448 - P.450

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 動物血球に抗原を吸着させ,抗体と反応させると肉眼で観察できる凝集が生じる。この受身赤血球凝集反応は操作が簡単なことや,測定感度が高いことなどから微量の抗体検出には欠くことのできない方法である。しかし,担体である血球はロット差があることや抗原性を有し,非特異凝集が起こりやすいなどの問題があった。そこで,このような血球に代り得る担体として,安定性および品質性の優れた合成高分子のポリスチレンラテックスやマイクロカプセル,それに天然高分子のゼラチン粒子が開発された。ここではゼラチン粒子を用いたマイクロタィター法による抗体検出について解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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