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特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル 抗体の免疫形態学的応用
螢光抗体法の実際(細胞透過性亢進法,二重免疫染色法を含む)
著者: 北島康雄1
所属機関: 1自治医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.459 - P.461
文献購入ページに移動 螢光抗体法は細胞骨格の形態学的研究手段として電子顕微鏡法と並んできわめて有効な方法である。電子顕微鏡法は細胞骨格線維構造の細胞内における局所的な存在様態や線維間の局所的相互関係の研究に用いられる。これに対し,螢光抗体法は細胞1個の細胞質内全体に分布する細胞骨格の構築様態や隣接する細胞のそれとの相互分布様態を観察するのにより優れている。さらに,この方法は,培地中の生きた細胞を位相差顕微鏡で観察しながら,ただちに固定し,その同一細胞における各種外的刺激に対応する細胞骨格の動的構造の観察を可能にする。
ここでは,螢光抗体法の実際について,数多くのバリエーションのある方法のうち,われわれの教室で用いて成績のよかった方法を中心に具体的に記載する。
ここでは,螢光抗体法の実際について,数多くのバリエーションのある方法のうち,われわれの教室で用いて成績のよかった方法を中心に具体的に記載する。
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