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特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル 抗体の免疫形態学的応用
酵素抗体法(PAP,Alkaline phosphatase,ABC,double staining)
著者: 中根一穂1 和泉伸一1
所属機関: 1東海大学医学部細胞生物学教室
ページ範囲:P.462 - P.464
文献購入ページに移動酵素抗体法の実施にあたり,(1)直接法(Direct method),(2)間接法(Indirect method),(3)PAP法(Peroxidase-anti-peroxidase),(4)ABC法(Avidin-biotin-complex)などの他,数種の方法があるが,上記四つの方法について説明する。
1.直接法(図1,414頁「直接法と間接法の問題点」 図1参照)
この方法は抗体に直接,酵素(horseradish peroxidase,HRP)を標識して,HRP標識抗体(図省略)と組織内抗原(図省略)とを反応させる。この反応後,酵素組織化学的に3,3'-diaminobenzidine(DAB)とH2O2を基質として,HRPの局所分布を検出することにより,組織内抗原の局在の証明をする。
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