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文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻5号

1987年10月発行

文献概要

特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル 抗体の免疫形態学的応用

細胞・組織内の抗原局在への応用—細胞間接着分子の免疫学的検出法

著者: 平野伸二1 竹市雅俊1

所属機関: 1京都大学理学部生物物理学教室

ページ範囲:P.491 - P.493

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 細胞間接着分子カドヘリン1)を例にとって述べる。カドヘリンは,Ca2+依存性細胞間接着分子で,細胞表面に存在し,細胞間の接着,ひいては,形態形成などに重要な役割を果たしている。したがって,カドヘリンの分布や発現パターンを解析することは,その機能を知るうえで大きな手がかりとなる。モノクローナル抗体を用いた染色は有効であり,これまでいくつかの成果をおさめた2,3)。ここでは培養細胞,組織切片の染色法を中心に述べるが,その前に機能阻害によってスクリーニングするという接着分子に特徴的なモノクローナル抗体作製法について解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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