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文献詳細

雑誌文献

生体の科学38巻5号

1987年10月発行

特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル

特殊技術

病態診断への応用(心疾患を中心に)

著者: 矢崎義雄1

所属機関: 1東京大学医学部第三内科

ページ範囲:P.518 - P.520

文献概要

 モノクローナル抗体は単一の免疫細胞から産生される抗体で,一つの抗原決定基にのみに反応することから結合特異性が高く,類似した構造を有する蛋白のなかから特定のものを識別することに用いられ,病態生理の解明や診断学への応用が試みられている。われわれは,心筋に特異的に存在する主たる構造蛋白で,しかも収縮機序の中心的な役割を担っている心筋ミオシンに対するモノクローナル抗体を作製し,心疾患,とくに急性心筋梗塞の新しい観点に立った診断法の開発を試み,その臨床的有用性を確認し得たので紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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