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特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル 特殊技術
モノクローナル抗体によるインフルエンザウイルス抗原ドリフトの解析
著者: 山田明1
所属機関: 1京都府立医科大学微生物学教室
ページ範囲:P.530 - P.531
文献購入ページに移動 インフルエンザウイルスのantigenic driftの解析は,従来よりフェレット,マウス,ニワトリなどの動物を免疫することによって得られた抗血清を用いて行われてきた。しかし,これには動物の個体差による抗体価のばらつき,抗血清の量が限られているなどの欠点があった。近年,モノクローナル抗体の導入により上記の欠点は克服され,赤血球凝集素(HA)の変異の解析はより詳細になされるようになってきた1)。
ここでは主に,インフルエンザウイルスのHAのモノクローナル抗体の作製法とこれを用いてのantigenicdriftの解析例を示す。
ここでは主に,インフルエンザウイルスのHAのモノクローナル抗体の作製法とこれを用いてのantigenicdriftの解析例を示す。
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