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特集 遺伝子疾患解析の発展
特集によせて
著者: 高木康敬1
所属機関: 1藤田学園保健衛生大学医学部総合医科学研究所分子遺伝学部門
ページ範囲:P.2 - P.3
文献購入ページに移動染色体異常型は,染色体の数的異常や構造上の欠陥で遺伝情報の総量が変化した時,あるいは染色体の一部の位置的異常によって遺伝子の機能が障害をうけた場合に起こる。たいてい発症は突発的であり,脳障害と発達遅滞,または複雑な奇形を来すことがしばしばで,今までのところXとY性染色体の構造と数についての異常が多く知られている。他の常染色体の欠陥も認められているが,大部分は性染色体の異常よりもさらに障害がひどく,たいていは生存できない。
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