icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学39巻2号

1988年04月発行

特集 生体運動の分子機構/研究の発展

繊毛・鞭毛運動:微小管滑り運動

著者: 真行寺千佳子1 高橋景一1

所属機関: 1東京大学理学部動物学教室

ページ範囲:P.92 - P.97

文献概要

 繊毛・鞭毛の運動は,その内部にある微小管(ダブレット微小管)の間の滑りを原動力としている。実際に微小管が滑ることは,暗視野顕微鏡を使えば比較的容易に観察することができる1)。しかし,どのようにして滑りが起こるのか,どのようにして屈曲が繰り返し形成されるのか,という問題は,まだ完全には解明されていない。本稿では,これら二つの大きな課題,すなわち「滑りを起こす分子機構」と「滑りを制御する分子機構」を中心に,これまでに行われた研究を概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら