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特集 肺の微細構造と機能
呼吸と酸塩基平衡
著者: 名津井悌次郎1
所属機関: 1帝京大学医学部第一生理学教室
ページ範囲:P.204 - P.209
文献購入ページに移動 呼吸の目的は,血液循環と協調して外界から組織へO2を供給し組織で産生されたCO2を外界へ排出することにある。生体には,代謝量の変化に応じて肺胞換気量を変化させるという調節機構が備わっており,これによって血液のPCO2とPO2は正常範囲内に維持されている。他方,血液の水素イオン濃度([H+])あるいはpHもきわめて小さい値に保たれている。血液のpHはPCO2に直接的に依存しているので,血液のPCO2を一定に保つ呼吸の調節機構は,ひいては血液pHの恒常性維持の機構にもつながる。
以下,呼吸と血液pHの間の関連について,その概要を述べる。
以下,呼吸と血液pHの間の関連について,その概要を述べる。
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