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特集 細胞外マトリックス
細胞外基質成分としてのテネイシンの役割
著者: 大池康照1 坂倉照妤1
所属機関: 1理化学研究所真核生物研究室
ページ範囲:P.303 - P.305
文献購入ページに移動 細胞外基質は周知のとおりコラーゲン,糖タンパク質,プロテオグリカンなどからなり,各成分については他の稿に詳しく述べられるはずである。最近まで細胞外基質の役割については曖昧な記述しかできなかったが,近年の分子生物学的,あるいは免疫学的手法の進歩に伴って現在その役割についての分子レベルでの記述が可能となりつつある。テネイシンの発見の経過もその例にもれない。私たちは上皮—間充織相互作用の現象の中での細胞外基質の役割に注目しており,テネイシンはこの現象に依存的に間質側に発現される1)。
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