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第17回全米神経科学会議より
著者: 後藤秀機1
所属機関: 1岩手医科大学生理学第一講座
ページ範囲:P.335 - P.338
文献購入ページに移動 1987年11月16日より21日までNew Orleansで開かれた全米神経科学会議に参加したのでその内容を紹介させていただく。18日に発表された総参加人数は遂に1万名を越えて11,260名に達した。30ほどのシンポジウムと,学会前に開催されるShort Course,学会で援助を受けていない25以上のシンポジウムもある。中国人研究者,韓国人研究者の集いなどもある(国民性の違いだろうか,日本人研究者の集まりは例年開催されていない)。女性研究者の集いも例年目につくが,今回は私の気づいただけでも三つあり,大学はもとより産業界,国立研究所における地位向上を討議していた。さらに,二晩にわたる各分野ごとのDinner Party,求職者と雇傭側のお見合いの場を学会が世話するPlacement Service,そして,観光船を借りきってミシシッピ河をクルーズする,NewOrleans名物の,Dinner & Jazz Cruiseなど,多彩,マンモス化の様相を深めている。
一昔前までは,Atlantic Cityで開かれるFASEB(Federation of American Societies for ExperimentalBiology)の連合学会が基礎医学者にとって最大の集まりであったが,最近はこのNeuroscience Meetingの方が人気があり,遙かに多くの神経科学者が参加するようになった。
一昔前までは,Atlantic Cityで開かれるFASEB(Federation of American Societies for ExperimentalBiology)の連合学会が基礎医学者にとって最大の集まりであったが,最近はこのNeuroscience Meetingの方が人気があり,遙かに多くの神経科学者が参加するようになった。
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