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文献詳細

雑誌文献

生体の科学39巻5号

1988年10月発行

文献概要

特集 細胞測定法マニュアル 細胞内イオン濃度測定法 細胞内カルシウムイオン濃度測定

Ca選択性微小電極法

著者: 岡田泰伸1 挾間章博1 老木成稔1

所属機関: 1京都大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.352 - P.354

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 細胞内において情報伝達・機能分子制御に重要な役割を果たすところの遊離のCa2+イオンの濃度を測定する方法には,Ca2+電極法とCa2+感受性色素法がある。前者の法はセンサー膜を挾んだCa2+濃度差を物理化学的電位差として測定するもので,原理的には細胞内Ca2+環境に何らの攪乱も与えることなしに測定が可能である点で他の方法より優れている。この原理・方法については前稿1,2)で概説したので,本稿ではより実際的にわれわれがルーチンに用いている方法について述べるとともに,新しいセンサーを用いて得られた最新の知見について触れる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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