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文献詳細

雑誌文献

生体の科学39巻5号

1988年10月発行

文献概要

特集 細胞測定法マニュアル 核酸・蛋白質定量法 DNA定量

DAPI螢光測定法

著者: 浜田新七1 藤田哲也1

所属機関: 1京都府立医科大学第2病理学教室

ページ範囲:P.400 - P.402

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 4',6-diamidino-2-phenylindole(DAPI)(図1)は1971年Dannらにより殺トリパノソーマ剤として合成された。その後,DAPIは2本鎖DNAのminor grooveに入り込んでDNAのAT部分と結合し,このDNA-DAPI結合物が紫外線励起により強烈な青色螢光を発することがわかった。
 DAPIは,その高感度特性を生かして種々の微生物の超微量DNAの検出と観察に応用されてきたが,定量的染色法1,2)と螢光減衰防止法2-4)が開発されるに至って脊椎動物の細胞核DNA定量のみならず,原生動物の核DNAやミトコンドリアDNAあるいは葉緑体DNAなどの超微量DNAの定量5)にも応用されるようになった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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