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文献詳細

雑誌文献

生体の科学39巻5号

1988年10月発行

文献概要

特集 細胞測定法マニュアル 核酸・蛋白質定量法

螢光多重染色法(DNA・蛋白)

著者: 浦田洋二1 蒲池正浩1 芦原司1

所属機関: 1京都府立医科大学第一病理学教室

ページ範囲:P.410 - P.411

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 顕微螢光測光法は細胞核DNA量をはじめとする細胞内生理活性物質の超高感度測定法として発達し,細胞学研究における増殖動態解析の有力な手法となっている。しかし,機能状態や分化段階の異なる細胞系や複数の細胞種からなる混合細胞集団を解析するには,DNA定量のみでは不十分である。RNA,蛋白,螢光抗体法による特異抗原の認識などのパラメータを新たに導入することにより,複雑な細胞系の増殖動態や細胞機能を詳細に解析することが可能となる。本稿では細胞内総蛋白定量法と,定量的螢光抗体法について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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