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文献詳細

雑誌文献

生体の科学39巻5号

1988年10月発行

特集 細胞測定法マニュアル

核酸・蛋白質定量法

フローサイトメトリー(セルソーター)

著者: 久下栄1 岡部哲郎2

所属機関: 1日本免疫研究所 2東京大学医学部第3内科

ページ範囲:P.412 - P.416

文献概要

 フローサイトメトリー(FCM)とは,細胞を浮遊液の状態で本法特有の測定部を高速で通過させながらレーザー光などで照射することで,各細胞から放射される細胞個々の特徴を示す散乱光,螢光の強度を検出して電気信号に変換し,コンピュータで目的に応じた処理を行い,短時間に大量の細胞についての生物学的特性を解析する自動分析法である。
 このFCMの応用分野としては,従来から細胞生物学や免疫学などの基礎研究の分野で使われてきたが,近頃ではリンパ球サブセット分析のように臨床検査の分野でも応用されるようになり急速に普及してきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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