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特集 細胞測定法マニュアル 細胞内ATP測定法
ルシフェリン・ルシフェラーゼ発光によるATPの測定
著者: 吉本康明1
所属機関: 1関西医科大学教養部生物教室
ページ範囲:P.428 - P.430
文献購入ページに移動 最近細胞のATP量を測定する方法として,ATPのみならず他のヌクレオチドも同時に測定することが可能な高速液体クロマトグラフィーが主に利用されている。また,なまの試料が使用可能なNMRによる測定もよく行われている。したがって現在では,ホタルのルシフェリン・ルシフェラーゼの発光を利用する方法はやや古典的になった感があるが,微量の試料でごく手軽に測定できる点,生きた細胞やなまに近い試料にも応用できる可能性がある点など利点も多く,この方法を利用する研究者もまだ多い。
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